ヨガポーズの目的・効果: フォワードベンド(前屈)のポーズ一覧

フォワードベンド(前屈)のポーズは、股関節を軸に上半身と下半身を屈曲させるポーズで、身体の背面部全体を伸展させます。

足先に力を入れるとすねが伸展します。反対にかかとを押し出すように意識すると、すねが収縮し、ふくらはぎや腿裏が伸展します。また、脚の親指に力を入れるとすねが伸展し、ふくらはぎから腿裏が緊張します。小指に力を入れると、ふくらはぎや腿裏が伸展し、すねが緊張します。

上記のように同じフォワードベンドでもどこに力を入れるか、意識の違いにより伸縮が異なりますので、身体の変化を感じながら満遍なく調整していくことが必要です。

身体の反面部全体を伸展させることで、下腿から背中の柔軟性を高めます。

脚全体の柔軟性が失われた状態は、腰部の筋肉を引っ張り、負担を増大させます。(これが腰痛の原因の一つとも言われています。)また、歩く動作や、飛んだり、跳ねたりといった動作は、人体が本来持っている機能性動作ですが、これらに支障をきたします。

これらの機能性動作を取り戻すためには、脚部の柔軟性を向上し、維持することが大切ですが、フォワードベンドの目的・効果を持つポーズは、これらを改善することが期待されます。