2016年の大寒は1月21日
大寒は、年によって日にちが変わることがあります。だいたい1月20日頃とされていますが、今年(2016年)の大寒は1月21日です。
大寒は二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつ
みなさんは、「二十四節気 (にじゅうしせっき)」というのを耳にしたことがあるでしょうか?
一年を24コに分けたもので、現在でも季節の節目として使われています。よく知られているところでいうと、夏至や冬至、春分や秋分、立春・立夏・立秋・立冬なども二十四節気のひとつ。昔、中国で農業のためにつくられたものが使われているので、日本の実際の気候状況とは多少のずれがあります。
大寒は、この二十四節気のひとつで「一年で一番さむい日」を意味します。
大寒の水はいい?
みなさん、「寒の水」というのはご存知ですか?
これは「寒の内」と呼ばれる、これもおなじく二十四節気の小寒(2016年は1月6日)から立春の前日(節分、2016年は2月3日)のあいだに汲まれた水のこと。
「大寒の朝に汲んだ水は腐らない」とか「寒の水は薬(寒九の水は薬と寒の入りから9日めの水だけを指す言い方もある)」ともいわれるほどで、このころの水は厳しいさむさのために雑菌が少なく、また雑菌が繁殖しにくいことから長期保存に向くともいわれています。昔から酒・味噌・醤油など、水が命といわれるものに使う水を、この時期に汲むのだとか。
大寒は邪気払いや気を引き締める日
大寒は、邪気を払ったり、気を引き締めたりする日とも言われます。そのため、この日に寒中水泳や寒稽古、水行などが行われたりします。
水行とまではいかなくても、大寒のこの日は棚や床などを水拭きしてご自宅の邪気を払ったりすると、気持ちもすっきりしていいかもしれませんね。
たっぷりの水を沸かしたおふろにゆっくりと浸かって心身の邪気を払いつつ身体を芯からあたためたり、しずかに瞑想や内観をして気持ちを引き締めるのも効果がありそうです。また、自然食などに興味のある方は、手づくりの味噌や柚子酒などの長期保存するものなどに挑戦してみてはいかがでしょうか?
鏡餅を鏡開きし忘れたアナタ。大寒に水餅にするというのもいいかもしれませんよ。